K5 vs K7 比較実験【続報】

K5 vs K7   比較実験【続報】

K5とK7の接触部分です。↑(2024.11.15投稿の写真と同じ場所です。)

K7の問題点(モンスター化部分)

K5とK7の比較実験を続けて来ました。今年は刈込みを行った上での比較です。中央の白線を境に左がK5右がK7です。パッと見では両者に差が有りません。K7の1年目と2年目はK5と差が無かったのですが、3年目には2株中2株共木質化によりモンスター化しました。(2025.01.31写真サイトに投稿済)その部分はかなり隠れてきたのですが、まだ隠し切れずみっともない姿を晒しています。冬場になると、このランナーが目立ってK7は、みっともないと結論付けしましたが、夏場でもK5と比較するとみっともないと言えます。(この先、隠れるかも知れませんが冬になると・・・・・。)

※K7の欠点は年数が経たないと判りづらいです。そのため今までは、その部分の説明は他人様の投稿を引用するしか無かったので心苦しかったのですが、今後は自分の所に有るので遠慮なく発信出来ます。(やっぱり、他人様の投稿に対して悪く言うのは憚られますので。)

縦成分と横成分の性状

クラピアには、縦に伸びる成分と横に伸びる成分が有ります。それぞれの成分を両者で比較しました。縦成分は、葉っぱが放射状に出て来ます。横成分は、葉っぱが水平方向に展開します。(日光を受け止めたいのですから、植物としては当然の対応でしょう。)但し、K5とK7に於いては、その性状に違いが有ります。縦成分に於いてはK7の方が節間が長く葉っぱが開ききっていない。横成分に於いてはK7は木質化が激しく、とんでもなくランナーが太い。又、ランナーと葉っぱの比率を比べるとK5の方が葉っぱの比率が高いと言えます。理想的なクラピアの外観は、『緑の絨毯』だと思います。さすれば構成因子で緑(葉っぱ)が多いK5が理想に近いと思います。
我々はクラピアを上から見るので、葉っぱの比率が多くて、葉っぱが開いて見えて、しかもキメが細かい品種が良いと思います。

全体的に見た感想ですが、K7はペタっと地表に張り付いて伸びています。ですから刈込みが不要か?と思った時も有ったのですが所々ひょろりひょろりと垂直に長い芽が出て来ます。そうなるとみっともないので刈込まざるを得ないのが実情です。
K5は垂直に伸びる芽が沢山あるので全体的にボリュームが増えてきます。ちょうどパンケーキが膨らんでくる様なイメージです。刈込み後2~3週間も経つとそのパンケーキの表面が不揃いになるので、再度、刈込んで楽しんでいます。

この様に両品種の性状はまったく違うのでお好みに合わせて適材適所が良いと思います。

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コメント

  1. ミドリス 林 ミドリス 林

    こんにちは。
    ご投稿ありがとうございます!

    木質化の情報ありがとうございます。

    木質化は基本的に栄養をより遠くからたくさん運ぶためにランナーが太くなる自然現象です。
    さまざまな原因で発生します。
    ・シートの通根不良(浮き等)
    ・栄養不足
    ・刈り込み不足

    今回のTigerさんの写真を拝見するとK7は中央部に太いものが1本目立ちますね。
    K5は中心上部に見受けられます。

    一度、木質化したランナーを切除して、改善されるか気になるところです!

  2. Tiger Tiger

    コメント有難う御座います。
    K5は、2016年から植えていますが、今まで特に問題は有りません。
    K7は、2023年4月に植えて1年目2年目は問題無かったのですが3年目に木質化が顕在化しました。
    実験エリアでは2024年秋より、両品種がくっついてしまいました。
    なので今年から両方共、同じように刈込んで比較しようと思います。

    木質化部分を除去すると良くなるであろうと思いますが、実験に不公平な作為を加える事になります。
    実験の主旨としては、同じ栽培条件で両品種を比較する事です。
    仮に悪いデータが出ても木質化を含む見映えに関する色々な問題について、そのメカニズムが明確になればと
    思っています。
    まずは、品種間でどういった特徴が有るのか?を明確にした上で栽培方法による改良を目指したいと思います。

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