
K5 と K7 を同じ時期に同じ環境でほぼ1年間栽培して比較した結果です。クラピアに関しては夏場が綺麗なので夏場の情報量が多いです。冬場の状態に関しては情報量も少なく議論される事も稀ですが、今回の実験では冬場の外観に決定的な差異が出てきました。一般家庭のお庭で栽培すると想定すると、間近で、毎日、毎年繰り返して見る事になりますので、品種は慎重に選んで下さい。
各品種の冬場の外観、ランナー直径の比較、外観構成因子の考察を順に説明します。
2枚目の写真がK5、3枚目の写真がK7です。K7の方がランナーがウジャウジャしていて、みっともないです。ランナーの直径に関しては、成長期(春・夏)の間は、太くなりますが、秋・冬は同じか?萎縮して小さくなっています。ランナー直径も生育環境で違ってくるので絶対値としての比較は困難ですが、今回の実験は生育環境を揃えた上での比較ですから、品種間の差異は有ると考えます。どの季節でも、K7の方がK5より太くなっています。それだけでもK7は外観上、不利です。季節によって逆転する事が無いので、キメの細かいクラピア絨毯を作るならば、K5の方が有利ですね。K5の方が背丈は高くなる筈ですが、成長期に刈りこむ事によって、その欠点は解消します。又、この成長期の刈込み頻度によって密集度が上がるので整っている様に見えます。
ランナーの太さだけでもK7が不格好な理由を説明出来るのですが、それ以外に葉っぱの付き方でも見え方が随分と違ってくるので次の写真で説明します。
葉っぱの付き方(拡大写真)
K7は、太いランナーが寝そべっていて、それがそのまま見える。(葉っぱが、ついてはいるが、萎縮しているためランナーを隠しきれていない。)
K5にも、寝そべった太いランナーは有るが、縦に伸びるランナーも沢山ある。その垂直に伸びるランナーには葉っぱが放射状に展開するため上から見るとランナーは見えない。(ピンクのスポンジ上に挿して有る物です。)又、その放射状の葉っぱが目隠しとなり、寝そべった太いランナーが見えない。以上の理由で、外観的には決定的な差が生じていると考えられる。
※K7には、完全に枯れたランナーも散見されました。(写真左側のランナーです。)枯れてしまうと春になっても復活しないので、ゴミになります。サッチングが必要ですがランナーとランナーの間に入りこむので難儀ですね。K5でもサッチングは難儀ですが、そもそもゴミが出ないので必要有りません。
遠目のアングル(K7)
ここまで、ひどくK7を蔑んだ印象になりましたが、あくまでK5と比較しての話です。上の写真はK7を斜面に植栽した状態ですが、遠目から撮影していますので、このアングルではランナーの太さはまったく気になりません。近くで見ない限り、K5との差は判らないのでご安心下さい。
K7の外観改善方法が解れば随時upして行きます。又、私のK5の栽培方法やクラピア栽培の考え方等については以下のブログで説明していますのでご参照下さい。
●2021.05.21 お手入れカレンダー
●2023.05.20 刈り過ぎ?いやいや、これでいいのだ!!!
最後に風評被害についてです。K7は、2019年3月に発売開始されました。2021年ぐらいに『冬場の 〇〇〇〇は、みっともない!』との風評を聞きました。さらに、2022年11月には衝撃的な画像が、このサイトにUPされました。その風評の真偽を確かめるために比較実験を行った次第です。
結局、新製品のK7のみが、みっともないのですが、風評の主語を『クラピア』に言い換えて広められました。そうすると、なにも悪くないK5までもが悪者になってしまった。本来、もっと売れる筈であったK5までもが・・・・・。悲しい現実ですね。一度、冷静にデータとエビデンスを確認して貰えば解るのですが、風評は、ひとくくりに『クラピア』ですからね。問題の無い筈のK5まで共倒れ状態が続かない事を祈ります。
コメント